イ草には、天然の調湿機能が備わっているが・・・
イ草は、ご存知のように天然素材です。
そのため、カビが発生したりするわけですが、本来、イ草の畳というのは、部屋の湿度を過ごしやすい環境に調節する機能があります。
「イ草の田んぼ」
イ草の中はスポンジのような構造になっていて、ここに湿気を溜め込むようになっています。
お部屋の湿度が高い場合、
イ草はこのスポンジ状の部分に湿気を取り込みます。
逆に、お部屋が乾燥してくると、イ草から湿気が放出されます。
そのためお部屋の湿度がほどよく調節することができます。
「イ草の断面」
ただ、イ草は刈り取られて畳表に製織されたあと、すぐに畳として製造された場合、イ草自体に水分を多く含んでおり、湿度を多く取り込むことができません。
梅雨の時期や、山間や海沿いで日当たりが悪く湿度の高い場所に立地する建物などでは、イ草が吸収できる湿気のキャパシティー超えてしまい、カビが発生します。
なるべく湿度が高い場合は、除湿機など使用していただければより快適に過ごせると思います。
[before]
[after]
畳表の種類
天然い草 無着色
畳のサイズ
740mm×740mm×15mm 9枚
お客様の地域
福岡市中央区
リフォーム内容
フローリングの上に畳コーナーの設置
畳表にこだわりる畳屋さんなら
イ草は、年に一回だけ夏に収穫されます。
収穫されたイ草は、泥染めやその他の工程を踏んで畳表として製織されて、秋になって市場に出回ります。
今年、収穫されたイ草は、秋以降に畳となって一般消費者に届くのですが、実は畳にこだわる畳屋さんは、新しい畳表を使わずに、1年前に仕入れた畳表や3年前に仕入れた畳表を使ったりします。
普通なら新しい方が良いように思いますよね?
でも、実際は少し寝かせた畳表の方が良いのです。
上記に述べたように、新しい畳表は水分量が多いのでカビが心配だということもありますが、他にも理由があります。
イ草は、収穫された直後は青々として美しいのですが、実は新しい状態で畳にしてしまうと、日焼けによる変色が早いのです。
青かった畳が、納品して1ヶ月もするとあっという間に変色してしまうこともあります。
少し期間を置いて寝かせた畳表は、青々としはいませんが、落ち着いた緑色です。この寝かせた畳表は、すぐには変色せずカビも生えにくいのです。
だから畳表にこだわる畳屋さんは、気に入った品質の良い畳表を何百枚も仕入れし、自社の倉庫で寝かせながら何ヶ月もかけて販売していくのです。
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