座り心地や足ざわりの違いは?
置き畳は、厚み15mmが主流です。
和室の畳に比べるとかなり薄いですね。
気になるのは、「薄いから硬い感触になるのでは?」と考えられことが多い点です。
実は、厚みがある畳と薄い畳で、クッション性の違いを感じることはありません。
薄くても厚くてもほとんど同じと言って良いでしょう。
クッションを入れるか入れないかで変わります。
厚みがある畳のメリットは?
防音効果は、厚みがあるほど増します。
また、見た目に畳としてしっかりしかた感じにはなりますね。
置き畳と和室畳、使っている材料は、ほとんど同じ
置き畳の場合
厚み15mmの置き畳の構造は、4種類の材料で構成されています。
表面から順番に表示してみます。
置き畳の構造
- 畳表(厚み3mm)
- クッション材(厚み2mm)
- インシュレーションボード(木質繊維板)(厚み7mm)
- 不織布(滑り止め)(厚み3mm)
置き畳の特徴
厚みを標準の15mm以外に変更する場合は、インシュレーションボードの厚みを調整します。
厚み30mm以上だと基本的に和室の畳と同じ構造になります。
置き畳の特徴は、フローリングの上で使うことが多いため、裏面が滑り止め加工になっています。
置き畳の用途
- フローリングの上に並べて敷く。
- フローリングの部屋を和風インテリアにリフォーム。
- リビングの一角を畳コーナーとして利用する。
- フローリングの上に置き畳を敷いて布団で寝る。
- 赤ちゃんのゴロ寝スペース
和室の畳の場合
現代の畳は、藁(わら)を芯材に使用することがほとんどありません。
基本的に和室に敷いてある畳も同じなような構造になっています。
しかし若干違う部分もあります。
和室に敷いてある畳は、以下のような構造になります。
和室畳の構造
- 畳表(厚み3mm)
- 不織布(厚み1mm)
- インシュレーションボード(木質繊維板)(厚み15mm)
- スチレンフォーム(厚み25mm)
- インシュレーションボード(木質繊維板)(厚み10mm)
- 防湿シート(厚み1mm)
和室畳の特徴
和室の畳は厚み55mm程度が主流です。
上記の通り使っている材料は、ほとんど置き畳と同じです。
スチレンフォームの厚みを変えることで畳の厚みを調整し、敷居の高さに合わせます。
畳表の下に来る不織布は、畳表の裏返しなどの作業が見込まれる場合に畳表の裏側を保護するために付けます。
裏返しをする予定がないような物件には付けないことも多いです。(コスト削減の意味もあり)
和室畳の用途
- 客間としての部屋に
- 寝室としての部屋に